スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

11月, 2017の投稿を表示しています

主張 航空事故が低くなっている現況をこのまま守るため何が必要か

お気づきかもしれませんが、今年は航空事故がかなり少なくなっており、過去5年平均の事故数、死傷者数を大きくしたまわっています。今年もほぼあと一か月ですが、このまま推移すれば画期的と言えます。当然5年前より航空業界の輸送実績も増えていますので今までの努力が実を結びつつあるのか、たまたま偶然に助けられているのかはわかりませんが、この分野で知見を持つジョン・ビーティ―が以下提唱されていますので耳を傾けてみましょう。   Opinion: How To Keep Accidents Low As Air Traffic Increases 主張:航空交通量が増える中で航空事故を低く抑えるためにすべきこと Nov 20, 2017 Jon Beatty | Aviation Week & Space Technology http://aviationweek.com/commercial-aviation/opinion-how-keep-accidents-low-air-traffic-increases?NL=AW-05&Issue=AW-05_20171121_AW-05_167&sfvc4enews=42&cl=article_1&utm_rid=CPEN1000000962396&utm_campaign=12731&utm_medium=email&elq2=8d247d0ab82e4d5eb827cbff55518a12 ビジネス航空、商用航空ともに今年は事故実績が圧倒的に低いまま推移しており、航空安全が実現しているように見える。業界はそのほかの問題に関心を移しているが、このまま関心を低下させたままでいいのか。世界規模で航空交通量は今後20年間で倍増するので、安全実績が安定しても事故数そのものが増加しておかしくないのだ。 歴史的な事故発生率の低下と裏腹に事故が増えるとの見方もあり事故調査報告を読み取り次の段階の安全策を考えるべき時だ。通常の調査手法では単純な因果関係に着目することが多いがそれで潜在的要因すべてを洗い出すことは不可能であり、航空安全の専門家ジェイムズ・T・リーズンが呼ぶ「イベント軌道」に着目すべきで、望ましくないインシデントやアクシデントが発生するとの考