空の旅では安全がすべてだ。事故が起こらないよう乗客は祈る。
AirlineRatings.comによるエアライン405社のまとめで2020年の安全実績の最優秀社を見てみよう。
カンタスが2014年-2017年に連続でトップの座にあり、2018年は AirlineRatings.comは優劣つけがたいとして20社をABC順で発表した。しかし、カンタスが今回は再びトップに戻った。
ランク付けは航空当局や政府による監査結果、墜落含む深刻なインシデントの発生件数、機材の経年数、財務力、パイロット訓練、社内価値観を考慮している。
小規模インシデントは考慮に入れない。エアライン各社で毎日発生しているから、というのが理由だ。だが乗務員がインシデントをどう処理するかで安全・非安全の違いが生まれるという。
カンタスは60年にわたり、あらゆる面で安全を追求し、ジェット機材の時代になり死亡事故は一回も発生していない。
二位はエアニュージーランド、台湾のEVA エアが三位だった。アブダビのエティハドがいきなり四位になった。
残るトップ10はカタールエアウェイズ、シンガポールエアラインズ、エミレイツ、アラスカエアラインズ、キャセイパシフィック、ヴァージンオーストラリアだった。
10位から20位にはハワイアンエアラインズ、ヴァージンアトランティック、TAPエアポーチュガル、SAS、ロイヤルジョーダニアン、スイス、ルフトハンザ、KLMが入った。
リストに入っていないエアラインで目立つのがブリティッシュエアウェイズ、ANA、アメリカンエアラインズ、ユナイテッドの各社でそれぞれ昨年の20位圏から脱落した。日本航空、デルタもはランク入りできなかった。
ブリティッシュ・エアウェイズは「機材経年数が平均13.8年でインシデント発生件数では乗客の生命に危険はなかったものの、同規模他社より頻度が高いことが組み合わさり」リスト外となった。
パイロットの酩酊状態が見つかったユナイテッド、アメリカン、JAL、ANAは圏外となった。
他方で、カンタスの画期的な実績を評価しており、ボーイング787によるノンストップ便がパースからロンドンに飛んだこと、さらに最近になりロンドン-シドニー線、ニューヨーク-シドニー線のテスト飛行を実施している点を評価している。同社はエアバスA350を12機発注しており、こうしたノンストップ便運航に投入する。
AirlineRatings.comはトップ10各社間での違いは少ないものの、10位以下ではギャップが広がってきたと指摘している。
Low-cost safety
同時に確約航空会社部門の安全ランク付けも発表しており、ここでは実績に大差ないとしてABC順に記載している。Air Arabia、 Flybe、 Frontier、 HK Express、 IndiGo、 Jetblue、 Volaris、 Vueling、 Westjet、Wizz Airの各社だった。
World's safest airlines
1: Qantas
2: Air New Zealand
3: EVA Air
4: Etihad Airways
5: Qatar Airways
6: Singapore Airlines
7: Emirates
8: Alaska Airlines
9: Cathay Pacific
10: Virgin Australia
11: Hawaiian Airlines
12: Virgin Atlantic
13: TAP Air Portugal
14: SAS
15: Royal Jordanian
16: Swiss
17: Finnair
18: Lufthansa
19: Aer Lingus
20: KLM
http://edition.cnn.com/travel/article/worlds-safest-airlines-2020-airlineratings
The world's safest airlines for 2020
Julia Buckley、 CNN • Updated 3rd January 2020
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