2021年2月24日水曜日

2021年2月21日、メキシコ、リアジェット45XR、6名死亡

FLIGHT SAFETY FOUNDATIONサイトからご紹介しています。

Date:Sunday 21 February 2021
Time:09:45
Type:Silhouette image of generic LJ45 model; specific model in this crash may look slightly different
Learjet 45XR
Operator:Fuerza Aérea Mexicana
Registration:3912
C/n / msn:45-325
First flight:2007
Crew:Fatalities: / Occupants:
Passengers:Fatalities: / Occupants:
Total:Fatalities: 6 / Occupants: 6
Aircraft damage:Destroyed
Aircraft fate:Written off (damaged beyond repair)
Location:near Xalapa Airport (JAL) (   Mexico)
Phase:Takeoff (TOF)
Nature:Military
Departure airport:Xalapa-El Lencero Airport (JAL/MMJA), Mexico
Destination airport:Villahermosa-Capitan Carlos Perez Airport (VSA/MMVA), Mexico

メキシコ空軍のリアジェット45XRがメキシコ・ザラパXalapa空港近くに墜落し炎上した。搭乗していた6名全員が死亡した。

飛行追跡ウェブサイトFlightaware では同機はメキシコシティを出発し、ザラパ空港に現地時間09:05に到着している。メキシコ国防省は事故は離陸後09:45 に発生したと発表している。

Sources:

» SEDENA press release


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Map
This map shows the airport of departure and the intended destination of the flight. The line between the airports does not display the exact flight path.
Distance from Xalapa-El Lencero Airport to Villahermosa-Capitan Carlos Perez Airport as the crow flies is 448 km (280 miles).
Accident location: Approximate; accuracy within a few kilometers.

This information is not presented as the Flight Safety Foundation or the Aviation Safety Network’s opinion as to the cause of the accident. It is preliminary and is based on the facts as they are known at this time.

2021年2月23日火曜日

ユナイテッド777-200で発生したエンジン重大事故の調査結果第一報。プラットの製造時点検に不手際があった可能性浮上。

 

NTSB: Fan Blades Fractured In UAL 777 Engine Incident

Guy Norris Sean Broderick February 21, 2021

https://aviationweek.com/mro/safety-ops-regulation/ntsb-fan-blades-fractured-ual-777-engine-incident

 

United Airlines Flight 328右エンジンから発煙しているユナイテッドエアラインズ328便。デンバー国際空港を離陸した直後。2021年2月20日。Credit: Hayden Smith

 

運輸安全委員会(NTSB)は2月20日発生したユナイテッドエアラインズのボーイング777-200で発生したエンジン重大事故の調査でファンブレード二枚の破損を発見したと2月21日発表した。同機はデンバー国際空港離陸直後に事故に遭遇し、直後に同空港へ引き返した。

一方でFAAはファンブレードの緊急点検命令を作成中で、ボーイングは新たな措置が定まるまで同型機を保有する各社には運航停止を求めている。

FAA長官スティーブ・ディクソンは2月21日、プラット&ホイットニーPW4000エンジンでファンブレードの「即時重点検」を指示すると述べた。

「事故直後の情報から点検間隔を縮め同型エンジンで発生したファンブレードの中空現象の検知を進める」

ボーイングからはPW4000搭載の777各機は米規制当局の次の措置が出るまで運行を停止してほしいとの発表があった。

「運輸安全委員会による調査が進行する間、当社はプラット&ホイットニー4000-112型エンジン搭載の777、運行中69機保管中59機はFAAによる適正な点検手順が定まるまでは運航停止を推奨する」との声明文を同社は2月21日に発表した。

ユナイテッドは同声明文が出る前に同社保有24機の運航を停止した。日本の規制当局も国内運行会社に同型機の運航停止を指示した。

NTSBは2月21日にブレード2枚に損傷を見つけた。一枚は「根本近く」で破断しており、「隣接するブレードもほぼ中央部で破断していた」。

調査ではブレードの一枚がエンジンの格納リングに突き刺ささり、「その他のブレードも先端部分から損傷が見つかった」とNTSBは述べている。機体の損傷は「軽微」だった。

今回のインシデントは1994年製造の777-200で発生し、同機はホノルルへ向かい上昇の初期段階だった。プラット&ホイットニーPW4077の第2二エンジンから部品が飛散し、デンヴァー郊外のブルームフィールドに落下した。撮影された映像を見ると、ファンブレード以外にインレット・カウルリップやナセルの外装が破損しているようだ。

同機はユナイテッド328便として乗客231名、乗務員10名が搭乗していたが、無事着陸できた。機内、地上で負傷者はない。

今回の事案はインレットあるいはカウリング部品が脱落する点で以前のPW4077のファンブレード関連事故と驚くほど類似している。2018年2月13日にはやはり777-200で第2エンジンが着陸30分前に故障した。NTSBはプラットの社内検査手順の不備が事故につながったとの結論を出した。

直近では2020年12月4日に日本航空の777-200で第一エンジンがファンブレード一枚を那覇空港を離陸直後に喪失している。

2018年のインシデント後にFAAはPW4000のファンブレードの緊急点検並びに継続点検を命じた。今回のユナイテッド328便のエンジンで点検が適正に行われていたかは現時点では不明だ。■


2025年7月24日、ロシア、An-24、死亡49名

  アンガラ航空2G-2311便(アントノフAn-24RV)はロシアのティンダ空港(TYD)近くの森林に墜落した。49人が搭乗していた。 同機はハバロフスク発ブラゴヴェシチェンスク(BQS)およびティンダ(TYD)行きの便で運航されていた。 フライトは現地時間11時21分にBQS...