SIA Starts A380 Crack Inspection
aviaitonweek.com Jan 20, 2012シンガポール航空は同社運航のエアバスA380の点検を開始した。これは欧州航空安全庁(EASA)の耐空性改善命令で運航会社にA380主翼部分で亀裂発生の点検を求めてきたことへの対応。
- 同社からは今回の点検で定期運航に支障が発生しないように計画しているという。同社の運航するA380は合計15機で常時1機ないし2機の余裕があり、点検を行っても影響はないとする。
- 耐空性改善命令(AD)では主に高頻度運航の機体を想定しているが、安全を考慮して同社はADの発表前に点検をすでに実施することにしていた。ADは20日金曜日に発表された。
- ADの前にエアバスからはEASAに対し高頻度運航の機体の主翼内L字型ブラケットに影響を与える亀裂の発生が見つかったとの報告が出ている。今回見つかった亀裂は以前の毛髪状の亀裂よりもはるかに大きなもの。
- こ のブラケットの点検には主翼内燃料タンクを一度空にしてから、アクセスパネルを開き、主翼内部の目視検査をする必要がある。シンガポール航空は点検の所要 時間を言及していないが、EASAにより確認された今回の亀裂では安全性には問題がないとする。主翼にはそれぞれL字型ブラケットが約2,000点あり、 そのうちのひとつに不良が発見されても機体の安全には問題がないとされる。
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