Asiana 777 Significantly Below Target Speed On Landing -UPDATED
By John Croft john.croft@aviationweek.com
Source: AWIN First
aviationweek.com July 08, 2013
コックピットのボイスレコーダーおよびフライトデータレコーダーの解析からアシアナ214便のパイロットが飛行速度の制御で問題を抱えていたことが明らかになった。
NTSBのデボラ・ハースマン Deborah Hersman 委員長が7月7日に事故現場で初の記者会見を開催し、パイロット二名が目標速度137ノットを口にしていることを明らかにした。ただし、同機激突寸前の対地速度は「大幅にそれより低い」ものであったという。
コックピット内ボイスレコーダーから同委員長は激突7秒前にパイロットの一方が加速を求めており、4秒前に失速警報が作動。1.5秒前にゴーアラウンドをパイロットの一方が宣言している。アプローチの前半で降着装置が下がっていることを確認しており、フラップは30度に設定している。フライトデータレコーダーから「スロットルはアイドルに、速度は目標値より低く」なっており、衝突数秒前にスロットルが前に倒されている。同機のプラットアンドホイットニーPW4090エンジンは「正常に反応していたようだ」という。
乗客291名のうち2名が死亡し、搭乗乗客乗員307名のうち182名が病院に搬送されている。
現場写真ビデオを見ると機体は滑走路中央線から右にずれて激突し、尾部および降着装置を部分的に失い、滑走路へ滑り込み、その後通常の着地帯より南の草地へ滑り込んでいる。
当日の朝にアシアナ214便へ指示を出した管制官はサンフランシスコへの有視界アプローチを承認している。当時の風は南西7ノット、視程10マイル。ハーズマン委員長によればウィンドシアの報告はなかった。
28L滑走路では長期間の改修工事に伴いグライドスロープシステムは作動していなかったが、計器着陸システムのローカライザー、精密接近経路表示装置 precision approach path indicator (PAPI )が有視界接近方法として利用可能だった。NTSBは事故機のパイロット二名への事情聴取とともにアシアナの飛行訓練内容、運航マニュアル類、コックピット仕様、着陸アプローチの手順を精査するという。
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