2014年6月29日日曜日

NTSBによるアシアナ777機事故調査報告の内容

記事より (ターミナル1同時掲載)

NTSB Calls For Special Review Of Boeing 777 Speed Control

aviationweek.com Jun 24, 2014John Croft
NTSB

NTSBはFAAに対しボーイング777の型式証明過程の検証を行い、飛行自動制御装置の飛行速度制御を調査すべきと提言している。
  1. 特別検証作業をFAAが実施するのは異例で、NTSBが採択した提言27項目の一つに盛り込まれたのはアシアナエアラインズ214便サンフランシスコ事故(2013年7月6日)に関する報告の一部である。NTSBの提言中15点がFAA宛になっており、アシアナには4点、ボーイングへは2点となっている他、6点がサンフランシスコ空港向けのもの。
  2. 同事故で乗客3名が死亡、187名が負傷している。事故を起こした777-200ERは28L滑走路着陸前に護岸堤に激突しているが、目視手動操縦でアプローチしており、エンジンがアイドル状態にされ、飛行速度が低くなりすぎていた。
  3. 考えられる原因としてNTSBパイロットの過失をまずとりあげ、「降下で失敗」したうえ、状況判断を誤りゴーアラウンドの決定が遅れ、機体が「グライドパスの下にあり、飛行速度の限界を下回っていた」ことはアプローチ初期に理解していたとする。
  4. 同時に原因と考えられるものに飛行担当機長が自動飛行速度制御装置を「意図せずに解除」した点があるとする。これが自動飛行制御装置の飛行高度変化Flight Level Change (FLCH)モードの作動状況を機長が誤解する混乱につながったとする。この混乱ぶりが事故要因の最上位にされており、事故調査官は「自動スロットルおよびオートパイロット飛行指示装置の複雑な関係がボーイングの文書で適切に記載されておらず、アシアナ社内の訓練でも正しく取り扱われていなかった」ことでパイロットエラーの可能性が高まったとしている。
  5. 777の自動スロットルは通常は危険なまで飛行速度が落ちると自動的に出力を上げる設計だが、FLCHモードには「保持」モードもあるが自動的に始動できない設計だ。操縦中のパイロットはアプローチ中に保持モードにするのが遅れ、同僚パイロットに口頭で変更を伝えていなかった。飛行速度は予定を下回ったまま、操縦パイロットは適切な出力を得られずグライドパスの下を飛行し、ゴーアラウンドの開始も遅れてしまった。
  6. その他の要因としてパイロット両名が自動スロットルとオートパイロット取り扱いで「規定外の」口頭連絡と調整をしていた点、操縦担当パイロットが有視界アプローチで受けた「訓練が不適切」だったこと、教官パイロットの監督が不適切だったこと、乗員がソウルから夜行便で疲労が溜まっていたこと、を上げている。左席の操縦パイロットは777機長資格取得を修了する寸前で、以前はエアバスA320機長を5年間務めていた。一方、教官パイロット(右席)は777教官資格取得後これが初のフライトだった。
  7. NTSBが求めている特別型式証明検証(SCR)はこれまで「6回ないし7回」行われており、過去にはロビンソンR44ヘリコプター、ATR72、三菱MU-2などの機種が対象だった。
  8. SCRに関する提言は調査委員会でも意見が分かれ原案どおりの採択を2名が求め、別の2名は反対を意思表示しており、賛否同数のため原案がさタイクされたが、最終報告書では反対意見の記載が可能だ。
  9. ボーイングはNTSBが777の自動飛行制御装置が事故原因としたことに反論しており、「調査結果に同意できず、証拠もある」と同社は文書で声明を発表。「777の安全記録は群を抜く水準のもの」とし、自動飛行制御は各種機種で累計2億時間相当も使われており、55百万回の着陸が安全に実施されているとしている。■

2014年6月27日金曜日

6月23日 ドイツ リアジェット (空中衝突)2名死亡



事故発生日:
Monday 23 June 2014
機種:

運航者:
機体登録番号:
D-CGFI
製造番号:
35A-612
完成年:
1985
エンジン:
乗員中死亡者:
Fatalities: 2 / Occupants: 2
乗客中死亡者:
Fatalities: 0 / Occupants: 0
死亡合計:
Fatalities: 2 / Occupants: 2
機体損傷度:
Destroyed


事故発生地点:
near Olsberg-Elpe (   Germany) show on map
事故発生時状況:
En route (ENR)
フライト種別:
Military
出発地:
Hohn AB (ETNH), Germany
目的地:
Hohn AB (ETNH), Germany

リアジェット機がドイツ空軍所属のユーロファイター・タイフーンと空中衝突し墜落した。
リアジェット民間機はタイフーン2機が迎撃訓練をしている際に事故に巻き込まれた。同機はGFD Gesellschaft für Flugzieldarstellungが運行していた。墜落後、機体残骸から火災が発生。リアジェットのパイロットに名は死亡。一方、損傷を負ったユーロファイター機はネルフェニッヒrNörvenich空軍基地に緊急着陸している。


2014年6月21日土曜日

6月18日 アラバマ州 IAIウェストウェインドII 3名死亡



事故発生日:
Wednesday 18 June 2014
事故発生時間:
14:21
機種:
運航者:
機体登録番号:
N793BG
製造番号:
392
製造年:
1983
発動機:
乗員:
Fatalities: 3 / Occupants: 3
乗客:
Fatalities: 0 / Occupants: 0
死亡合計:
Fatalities: 3 / Occupants: 3
機体損傷度:
Destroyed


事故地点:
Huntsville International Airport, AL (   United States of America) show on map
事故発生時状況:
Takeoff (TOF)
フライト種別:
Training
出発地空港:
目的地空港:
Birmingham Airport, AL (BHM/KBHM), United States of America

イスラエル航空工業(IAI)製1124A ウェストウィンドII機がハンツヴィル国際空港(KHSV) (アラバマ州)の18R滑走路西の綿花耕作地に衝突した。同機は墜落後火災を発生し、搭乗してた3名が全員死亡した。目撃者によると同機は離陸し50ないし100フィート上昇してから右にバンクしてから農地へ衝突したという。

2014年6月18日水曜日

6月17日 南アフリカ セスナ・キャラバン 3名死亡




発生日:
Tuesday 17 June 2014
発生時間:
ca 10:00
機種:
Silhouette image of generic C208 model; specific model in this crash may look slightly different
Cessna 208 Caravan I
運用者:
South African Air Force - SAAF
機体登録番号:
registration unknown
C/n / msn:

First flight:

乗員:
Fatalities: 2 / Occupants: 2
同乗者:
Fatalities: 1 / Occupants: 3
死亡合計:
Fatalities: 3 / Occupants: 5
機体損傷度:
Damaged beyond repair
発生地点:
near Lydenburg (   South Africa)
事故発生時状況:
Unknown (UNK)
種別:
Military
出発地空港:
目的地空港:
Lydenburg (FALL), South Africa



南アフリカ空軍所属のセスナ208キャラバン I が同国内ミスティ山岳地帯で墜落し、搭乗5名中3名が死亡した。

2014年6月14日土曜日

6月14日 ウクライナ イリューシン76 49名死亡



事故発生日:
Saturday 14 June 2014
機種:
Silhouette image of generic IL76 model; specific model in this crash may look slightly different
運航者:
:
registration unknown
C/n / msn:

First flight:

Crew:
Fatalities: / Occupants:
Passengers:
Fatalities: / Occupants:
死亡合計:
Fatalities: 49 / Occupants: 49
機体損傷度:
Damaged beyond repair
事故発生地点:
near Lugansk Airport (VSG) (   Ukraine)
事故発生時の状況:
Approach (APR)
種別:
Military
Departure airport:
?
Destination airport:

ウクライナ空軍のイリューシン76がウクライナのルガンスク Lugansk付近で対空砲火及び重機関銃により撃墜された。

2025年7月24日、ロシア、An-24、死亡49名

  アンガラ航空2G-2311便(アントノフAn-24RV)はロシアのティンダ空港(TYD)近くの森林に墜落した。49人が搭乗していた。 同機はハバロフスク発ブラゴヴェシチェンスク(BQS)およびティンダ(TYD)行きの便で運航されていた。 フライトは現地時間11時21分にBQS...