Indonesia Again In Safety Spotlight
aviationweek.com May 9, 2011航空安全の悪評を払拭しようというインドネシア政府の努力に水をさしたのが5月7日発生したメルバチ・ヌサンタラ航空のMA-60ターボプロップ機墜落事故だ。 MZ8968便は乗客乗員27名を乗せてカイマナ・ウタロム空港滑走路の手前600メートル地点で墜落した。事故当時の天候は豪雨強風だった。
- 事故機登録番号PK-MZKは西安航空機が昨年製造したもので、累計飛行時間は615時間、飛行サイクル764回だった。
- インドネシアはEUが同国の複数のエアラインを安全性を理由に2007年に飛行受け入れ禁止にしてから安全性確保の努力をしているところだった。
- EUは今年3月に同国に対し「国内運行中の機体の中でICAOが必要とする装備をして安全性が確保されているのは9%のみであり、装備の除外適用は2011年末に失効し、その後は未装備の機体は飛行できなくなる」と伝えている。
- メルパチ・ヌサンタラ航空はこれまでも問題の焦点になってきた。ボーイング737のオーバーラン事故で負傷者20名、という事故がマノカウィ空港で発生し、EUブラックリストに載ってからも2009年に死亡事故を起こしている。
- MA-60機墜落事故はインドネシア国内では今年二回目の事故で、前回はビンタン島でCasaアビオカーが墜落している。
コメント
コメントを投稿